睡眠不足はミスや事故を招き、糖尿病などのリスクを高めます

眠れないと悩む人に対してよくかけられる言葉に、「寝不足で死んだ人はいないよ」というものがあります。確かに、寝不足が続けば死ぬ前に眠ってしまうでしょうから、それが直接の原因で死ぬことはないのかも知れません。しかし、いつまでも続けば、人の脳や体は休むことができず、そのために心身にさまざまな支障が出てきます。

≪判断力や記憶力が低下し、事故にあいやすくなります≫

脳が疲れてしまうと、集中力がなくなり、判断力、記憶力が低下します。学生であれば学習能力が低下しますし、社会人であれば仕事の効率が落ちてしまいます。気分がうつ気味になったり、不安が強くなったりもしますし、日中どうしようもない眠気に襲われて、勉強中に眠ってしまったり、仕事中にぼうっとしてしまったりすることもあるのです。ミスや事故を起こしやすくなるため、身体的にも危険です。

睡眠不足や疲労の蓄積が関連すると考えられる大きな事故がしばしば起こります。観光バスの運転手が運転中に意識もうろうとなって大勢の方が亡くなるような悲惨な事故も起きていますし、寝不足で駅のホームから転落するという事故も起こっています。「寝不足で死ぬ」ということもなくはないのです。

≪体にもさまざまな悪影響を及ぼします≫

睡眠不足になると、インシュリンが分泌されているにもかかわらず、血糖値が下がりにくくなってしまいます。数日間寝不足をつづけただけで、血糖値が高くなり、糖尿病の人は症状を悪化させる危険性があります。また、交感神経が緊張して高血圧になりやすくなります。

免疫機能が全般に低下するため、風邪をひきやすくなったりしますが、生活習慣病や心疾患などのリスクも高めるともいわれています。

寝不足なのに仕事をし続けてしまうと、集中力や判断力が衰えて業務効率が極端に低下するうえに、ミスも増えてますます効率が下がるばかりか、健康まで損ねてしまうということです。寝不足のときに仕事をつづけたところで、なんのメリットもないということになります。

≪夜中に食べ物に手が伸びるのは睡眠不足のせい?≫

夜遅い時間に仕事をしたり勉強をしたりしていると、ついつい何かを食べたくなってしまいますが、睡眠不足と関係していると言われています。食欲を抑えるホルモンの分泌がへり、食欲を増進するホルモンの分泌が活発になるため、食欲が出てしまい食べてしまうと言われます。寝不足が続くと太ってしまう原因のひとつはここにあるのです。

アメリカでの研究によると、1日5時間以下の睡眠の女性は7時間の人に比べて、32%も肥満だったそうです。重さにして15kgも体重差があったということです。睡眠不足による過食がひとつの原因とされています。ダイエットしたい人は、7時間程度の快眠を心がけた方がよさそうです。

睡眠不足は判断力や集中力を低下させ、仕事や勉強の効率を落とすだけでなく、事故のリスクを高め、健康を害する可能性もあります。気を付けなければなりません。

眠りと血糖値の関係/allabout

眠りと血糖値の関係2/allabout

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