眠る場所をきちんと決めよう

人がもっとも無防備になっている時はどんな状態でしょうか。それは、好きな人と一緒にいるとき、そして寝息をかいて睡眠状態に入っているときでしょう。好きな人と一緒にいるときはともかく、眠っているときは完全無防備ですので、どこで眠るかは重要な問題です。

しかし、日本が平和な国であることを証明するかのように、電車の中でいびきをかいたり、駅前の道路上で寝転んだり、公園のベンチで横たわったりと、場所問わず眠りこけている人の姿を目にします。不眠という深刻な問題を捉える前に、もっと基本的なところから睡眠について考えてみましょう。

≪眠る場所を決めるというより、どこでも寝ない≫

ベッドの上で眠れない人は、どこで枕を置いても眠れないのでしょうか。どこかで眠ってしまうと、その後寝付きは悪くなってしまいます。昼寝をたっぷりした人が夜眠れないように、事前に寝過ぎると眠れないことは容易に想定されます。

夜眠れないという人は、昼休憩の後机の上に突っ伏したり、帰りの電車の中でうとうとしたりしていませんか?底があるのは睡眠も一緒で、前倒し的に寝てしまうと夜眠れなくなる恐れがあることも注意したいです。

そのためには、まず「どこででも寝ないようにする」ことからはじめてみてはいかがでしょうか。電車で寝てしまうという自覚がある人は、体がきつくても席に座らず、なるべく立って電車に乗るようにしてみましょう。そうすれば、大事な睡眠時間を不自然な場所で奪われる恐れがなくなります。

また、電車の中で寝てしまうと、降りる駅で寝過ごしてしまい、気がつけば終点までいって帰りがすごく遅くなってしまった、なんて事態も想定されます。ますます眠れない環境を自ら作ってしまうことになりかねませんので、くれぐれも電車の中で貴重な睡眠時間を使わないようにしましょう。

≪お酒もほどほどに≫

お酒が入るとつい飲み過ぎてしまい、それがたたって夜空の下で寝てしまう、なんて人もいるでしょう。不眠以前の問題で、事件に巻き込まれる危険性もあるので、絶対にやめたほうがいいでしょう。

お酒の飲み過ぎで寝てしまう人に不眠の人はいないかもしれませんが、寝付きが悪くなってしまうことは事実です。変な場所で寝てしまえば寝相も悪くなり、休養を取るという、睡眠の目的も達せられないことは間違いありません。従って、寝る環境を大事にするのを心がけ、深酒で寝付きが悪くなる人はお酒の量を控えることも検討して欲しいです。それが健康な生活にも結びつきます。

≪どこで寝るかは、マナーの問題でもある≫

人はたしなみを重視するものです。食事にしろ化粧にしろ、睡眠にしろ、どこでやってもいいということはなく、公共の場所ではなるべく控え、プライベート空間の中で収めるのが社会人としてのマナーであり、常識であるといえるでしょう。

個人の自由を尊重しろという声が幅をきかせる昨今、公共の福祉という視点も忘れてはいけません。「風がふけば桶屋が儲かる」という諺があるように、全く関係のないような問題でも、ある問題解決のヒントが隠されている場合もあります。まず1人の人間として、社会人として、恥ずかしくない行動と生活を心がけることが、不眠症の解決はじめ健全な生活を取り戻す一歩となるかもしれませんよ。



Copyright© Insomnia Solution All Rights Reserved.