真夜中のマラソンランナー

朝から仕事をして、居眠りしながらもなんとかがんばって夕方に家に帰ってすぐに寝たいと思っていたのにダラダラと過ごしているうちにいつの間にか夜になって寝ようとすると全く眠くならない…そんな経験ありませんか?

≪結局体が元気すぎるのでは?≫

日中の仕事がデスクワークの場合、一日中椅子に座っているばかりでまったく体を動かさない、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?たまに動いても階段を使わずにエレベーターを使ったりするとほとんど動いたことになりません。

そんな体の状態ではさすがに眠くなったりはしません。なんとかして体を動かして疲れを体に感じさせましょう。

そこで、どうするか考えた結果、真夜中にマラソンをしよう、と思い立った人間が友人にいます。その彼が真夜中のマラソンで遭遇したある事件をご紹介します。

≪不審人物と間違えられて尋問に!≫

30代の会社員の彼は、絵に描いたような運動不足のサラリーマンでした。仕事は完全に事務職で、ほとんど社内からは出ません。お昼もお弁当を持参しており、出勤したらそのまま帰りまで一切デスクを離れることがないほどです。トイレに行くときくらいのもので、あとは椅子を滑らせて移動するほどの椅子への密着ぶりだったそうです。

そんな彼が突然運動に目覚めたのは、会社で健康診断を受けたときのこと。中年太りが気になってきた彼に診察医は「このまま運動しないでいると、間違いなく近いうちに成人病になりますよ」と告げました。

間違いなく!?そんな事を言われた日には黙っているわけにはいきません。その日の帰り道にはドン・キホーテに寄って、水を入れて使うダンベルを買い、家で毎日やることを誓いました。ところがそれも3日坊主に終わり、すぐにやる気をなくしてしまったようです。

そこで、寝る1時間ほど前、真夜中の0時に家の周辺を走ることにしました。彼のアパートは都心の住宅地にあり、少し離れると賑やかですが家の辺りは静かで人通りもあまりありません。

そこで安心して走っていた彼ですが、あるとき通りかかるとパトカーがいました。ちょうど5キロ程走り、息も絶え絶えで部屋に戻る途中の彼を、警察官はすぐに呼び止めました。

「こんな時間に息を切られてどうしました?どこから来たのかな?」などと職務質問をされた彼は「健康のためにマラソンしているだけですよ」と説明しましたが、なんと警察官は「この辺で強盗があって、手配犯に顔が似てるんだよね」と言ったそうです。本当にただマラソンしていただけなのに、危うく強盗犯としてしょっぴかれるところだった友人に同情します。

彼はその後、ヘトヘトになって熟睡できたそうですが、その日以来真夜中のマラソンはやめにしたそうです。



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