目の疲れが睡眠不足を引き起こす?

何かと目が疲れる機会が多い現代ですが、目の疲労は視力低下やドライアイなど目に関することだけでなく、睡眠の質の低下にもつながります。よく眠るためにも溜まった疲れを解消しておきましょう。目の疲れをとるには、目の周りを温めたり、体操やマッサージをすることが効果的です。

≪目の疲れと睡眠の関係≫

目と睡眠は一見関係がなさそうに思えますが、実は密接に関わっています。目は交感神経と副交感神経の2つの自律神経に影響を与えているため、目が疲れているときは脳に大きなストレスがかかり、交感神経が優位になります。交感神経は緊張・興奮状態に優位に働く神経なので、その状態で寝ようとしてもなかなか寝付けません。目の疲れを放置すると慢性的な睡眠不足につながります。目の奥が痛い、重い、頭痛がするといった症状があったら、眼精疲労である可能性が高いので、対策をとって解消しましょう。

≪眼精疲労は温めて解消する≫

目が疲れて眠りにくいときは、温めるのが一番効果的です。眼精疲労時は目自体に疲労が溜まっているのではなく、目の周りの筋肉が疲れています。なので、目薬をさすよりも目の周りの筋肉をほぐすことが重要です。

効果が高いのは、目の周りを蒸しタオルなどで温めて血行を促進させる方法です。やり方は、まず濡れタオルを3枚用意してお皿に乗せ、1分ほど温めます。温め終わったら目の上に3枚重ねておき、冷えてきたらタオルの順番を入れ替えます。短くても5分以上は温めましょう。

使い捨てのホットアイマスクを使えばもっと簡単に行なえます。14枚入りで1500円ほどで販売しており、袋から出したらすぐに使うことができます。タオルを温めるのが面倒な場合はこちらを使ってみましょう。副交感神経の75%は脳神経が占めているので、顔、目を温めることは非常に有効です。寝付きが悪いときはぜひ目の周りを温めてみてください。

≪目の疲労に効くツボ≫

ツボを押すことでも目の疲労をとれます。「承泣」といわれる目の下のツボ、目頭のやや上にある「清明」、こめかみ部分の「太陽」、眉の鼻側のはじにある「攅竹」を優しくマッサージすると目をリラックスさせることができます。目の周りの皮膚はとても薄いので、押すときはこすらないように気をつけましょう。

首の後ろにもツボがあります。「天柱」という首の後ろの髪の生え際にあるツボや、「天柱」から指一本外側にあるくぼみ「風池」などを強めに押してみてください。目の疲れと首のこりをろうことができます。首のツボはパソコンを使ったときの疲れに特によく効きます。

≪眼球体操で目の周りの筋肉をほぐす≫

ほかにも有効なのが眼球の体操です。目を一回ギュッとつむってから右、左、上、下の順番に眼球を動かしたり、同じく目を強く閉じたあとで右回りに3回、左回りに3回動かす体操があります。

体操を行うことで眼球とその周りの滞った血行を流れやすくさせ、緊張した毛様体筋を柔軟にさせます。続けると眼精疲労を回復させる効果があるので、作業の合間などに行ってみてください。

目が疲れていると質の良い睡眠を取りにくくなってしまうので、疲れていると感じたら早めに対策をとっておきましょう。時間がないときには、目をしばらく閉じて光を遮断したり、遠くをぼーっと眺めるだけでも効果があります。眼精疲労を治してぐっすり眠りましょう。